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今回の出張は青島・煙台・大連と3都市をまたぎ、どれも海を挟んだ半島に位置しているので移動が約400kmと離れていて、煙台の現場を確認や、新規案件の打合せなど多忙を極めました。

煙台は、山東省最大の漁港として1850年代から西欧諸国に開港され、現在は環境や景観、投資環境のよさが中国でも指折りと評価されていて、海岸線に沿って広がる砂浜や断崖は、観光地として全中国から人が集まっています。
またボルドーの気候に似ていることもあり、中国きっての良質ワインの産地でもあります。数多くの賞も受賞したワイナリーで造るワインは豊かな香りとしっかりした味わいでワイン好きを唸らせるほどだそうです。
そのような状況の中、新しく計画しているビーチリゾート区の中心部に宿泊機能を備えた温浴施設を設計監理しています。

露天風呂からの眺望は本当に綺麗で、海が一望できる最高のロケーションとなっています。施工もまずまずの精度で造作に関しても日本の大工が指導したことでクオリティが保たれているように感じました。ただ片付けが徹底されていないので、移動に多少難ありでした。

一点一点細かく確認チェックする中で、現場サイドとの折衝調整は大変苦労を伴いますが、お互い良いものを作ろうと方向性を共有して進められているなと感じました。

竣工まであとわずかですが、完成したらお湯に浸かってのんびり海を眺めたいなと思います。
堀田