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2007.08.11(Sat)

私の地元のお千代保稲荷神社について。

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「おちょぼさん」の愛称で親しまれている千代保稲荷は、商売繁盛・家内安全のご利益がある神社とされ、正月や月末は県外からも多くの参拝客が訪れるます。
千代保稲荷が現在の地に祀られたのは、室町時代のことで、八幡太郎義家の六男義隆が分家の際、父から先祖の御霊を「千代に保て」と、宝剣や画像を与えられ、これを祀ったのが始まりといわれています。

その中の社務所は、実は私の祖母の父親が宮大工として作品を残しました。
私も建築の世界に入って祖母は嬉しそうに父の事を話してくれます。
宮大工とは、日本に古くから伝わる木造建造物を修繕したり製作したりする大工のこと。
伝統あるお寺や神社は部材のつなぎ止めに釘を一切使っていないということでした。釘を一切使用せず、自然災害(地震や台風)に耐えうる建築を行うことのできる宮大工の技術力の高さに驚きを感じました。

そして、日本は高温多湿という気候条件のため、少しでも涼しい建築物を造ろうと、宮大工は木の組み合わせを幾通りも考えました。
真夏でもお寺や神社に入ると、涼しく感じるのも宮大工の建築における工夫により、風通しのよい室空間ができているためです。
このような工夫や技術は今の日本の建築物にも必要なのです。


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