2009.09.24(Thu) 職人魂 ブログ 今年のお盆休みに母の実家に遊びに行ったときのことです。 岐阜の山奥にひっそりと建つ古民家のような家なのですが、そこでおもしろいものを見つけました。 祖父が昔、大工をしていた頃の手カンナとノミです。 祖父はとても腕のいい大工だったということを誰かから聞いたことがあります。 私は、普段別々に暮らしてその仕事ぶりを見ることがなかったこともありその話に実感がわきませんでした。 また絵に描いたような職人気質の祖父は無口で、私が設計の仕事をはじめた後も建築の話をすることはありませんでした。 しかしその道具を見たとき、私の心の中でなにかこみ上げるものがありました。 使い古された道具ですが、そこに職人としての、また技術者としての祖父の魂が込められているようなそんな感じがしました。 同じ建築の世界に身を置いているためなのか、道具を通して祖父の仕事ぶりを感じることができたことをうれしく思いました。 また大袈裟かもしれませんが、大先輩に建築の技術者としてその心構えを教えられたような気がしました。 阿部 ≪ 黒川温泉 ブログTOP 岩見歯科医院 内覧会 ≫