2009.09.17(Thu) 黒川温泉 ブログ 先日、温泉文化を知る為、九州の黒川温泉に行って来ました。 由布院や別府に比べると昔ながらの集落を思わせる現実離れした異空間で、胸が引寄せられるように足を運びました。 この地に訪れた理由は、戦後からある温泉地で、つい最近まではそこまでは有名ではなかった黒川温泉を立て直した第一人者である山の湯 新明館 後藤哲也先生とお会いすることと、その温泉街の視察をするためです。 先生は世界中の温泉街を見て歩いた実績があり、大変興味のあるお話を聞くことが出来ました。 先生の概念は「その地の文化を守ること」「雑木を植える」「全体像をつかむこと」など、世界各所を自分の目で見てきた実績者のお言葉は真髄を究め、頷くほかないです。 温泉街の中であれば、気に入った3軒の露天風呂を巡ることができる「入浴手形(1枚3回分)」は、黒川温泉の特徴の1つでもあります。 旅館同士との連携の問題などの話や、それができる環境を創っていることに興味深く聞き入ることが出来ました。 この案は、黒川温泉が発祥ではないそうで、成功したところは黒川温泉が始めてだったとのこと。 つまり、この案以外にも様々な魅力的な要素が、この温泉街には詰まっていることがわかります。 別府の方、佐賀の方に温泉につかりながら色々お話をして、のぼせそうになりながらも、地域の暖かさを感じることができました。 若い女性から年配の方まで幅広い客層で、また行きたいと思わせる温泉街。 皆さんも是非行ってみてください。 黒川温泉のドン 後藤先生はじめ、黒川温泉の皆様、ありがとうございました!! 久納 ≪ 完成間近 ブログTOP 職人魂 ≫